まいにち作文

日々の出来事の感想です

3回目の禁煙

10月半ばに鼻の調子が悪くなり、喉に鼻水が流れ込んで咳込むようになったので耳鼻科を受診した。アレルギー性鼻炎と診断され抗生剤など薬を出してもらうも、それではスッキリ治らなかったので翌週に再受診してまた薬をもらった。

その期間もタバコは継続。止めるべきなのはわかっているものの、我慢できずに吸ってしまっていた。

 

そして数日前から症状がぶり返してきたので、おとといの夜からいよいよ禁煙開始。案の定、症状は和らいできた。

 

今、目の前に一本だけタバコがある。

鼻の調子が悪すぎて、ここで吸ったら後悔しか残らないことが分かっているので吸っていない。この一本を捨ててしまえばいいのだが、捨てると新しい箱を買いに行ってしまいそうなので捨てずにこのまま置いておく。

この考え方がすでに中毒である。悲しい。

 

最後のタバコを吸ってからまだ一日半しか経っておらず弱気ではあるものの、これは3回目の禁煙である。これまでの失敗に終わった2回は半年間ほどの禁煙で、2回とも「今吸ったら美味しいのかな?」という好奇心のようなもので再びタバコに手を出しそのまま喫煙復活となった。

私の周りに禁煙を邪魔する要素が何もない今、すべては私次第なのだ。

 

私にとって一番の禁煙のメリットは罪悪感からの解放である。かつては喫煙者だった友人たちも続々と吸わない人になっていき、実家の父さえも長生きを意識してか数年前に突然禁煙した。レストランや酒場でも喫煙者は肩身の狭い思いをするようになった。でもこれを当たり前のことだと思っている喫煙者は多いように思う。本音を言えば喫煙者だって吸わなくて済むのなら吸いたくないのである!中毒になってしまったから我慢がつらいだけなのだ。

 

「今度いつ吸えるか分からないから、もう一本吸っておこう」とか「この先タバコが買える場所があるか分からないから買っておこう」「ライターがない!」や、旅行するにしても「良い宿だけど喫煙スペースがないからここには泊まれないな」とか、もうそんなタバコに縛られた生活からいい加減解放されたいのだ。

 

いろんな言い訳をしてこれまで20年あまり喫煙してきたが、いよいよタバコに別れを告げる時が来たのだ。